天穂のサクナヒメをプレイしてみて

ゲーム

ゲーム紹介

米は力だ!農林水産省のホームページが攻略サイトになっていると話題となった、稲作和風アクションRPGだ。
あらすじとしては、豊穣神と武神を両親に持つサクナヒメが、人間と共に鬼が支配するヒノエ島の謎を調査するといった感じだ。
このゲームは、
・稲作をするシュミレーション
・横スクロールのアクション
この2つの要素から構成されている。
本作では敵を倒してもサクナのレベルは上がらず、米を作ることで能力が上昇する仕組みとなっている。ダンジョン攻略を行い、肥料などになるそざいを入手し米を作り、能力を上げてまた、ダンジョンへ向かう。おおまかな流れとしては、このようになっている。稲作とダンジョン攻略の2つがうまくかみ合っており、ゲームのコンセプトともマッチしていた。

本格的に作られた稲作シュミレーション

本作には四季がある。季節により行うことが異なってくる。
主には田植え、収穫、脱穀、田起こし、これらを1年の内に行う。これら1つ1つが米の出来に影響をするので疎かにできない。この他に稲作中には水の管理、肥料の調合具合、雑草の除去といった要素も加わる。水の管理や肥料をしっかり考えないと、稲が病気になってしまうので、こちらもしっかりと行わなければならない。
稲作を行っていくと、最初は1つずつしか植えられなかったのが、複数植えられるようになったり、仲間が脱穀を楽にできる道具を作ってくれたりする。
最初に新米が完成したときは、感動を覚えた。さらに、サクナの能力も上昇し再びダンジョンを訪れた際に確実に強くなっていることが実感でき、再び感動した。まさに1粒で2度おいしい。
しかし、最初に田植えを行うときは操作が難しく、キレイに植えることができない。

爽快な横スクロールダンジョン

本作は、稲作に注目されがちであるが、アクションゲームとしても素晴らしかった。
基本的な動作としては、通常攻撃、必殺技、羽衣を駆使した移動や攻撃となる。
横スクロールではあるが、フックショットのように羽衣を壁や敵に使用して移動することができ、これが通常攻撃や必殺技に組み込むことによりスタイリッシュなコンボアクションゲームとなる。
本作には回復アイテムなどの使用するアイテムは存在しない。その代わり、食事をすることで空腹になるまで能力が上昇したり、状態異常に対して体制がついたり、自然治癒といった効果が付く。攻略するダンジョンに対して有効な食事を取ることが必要となってくる。
ダンジョンにはただ攻略するだけではなく、サブミッションも要されている。さらに昼と夜が存在し、夜では敵が強化されるといった要素もある。
だた、敵の攻撃を受けた時に受け身をとれないことが若干のストレスになった。

ストーリーとキャラクター

物語の目標はヒノエ島の秘密を探ることだ。ストーリーはそこまで凝った物ではないが、昔話を見ているかのような、懐かしさを感じた。
登場人物は、最初はギスギス感があるが、人ごとにサブストーリー的な要素もしっかりあるので、物語が進むにつれて愛着がわくようになってくる。
デフォルメされているが、リアクションの動きがかわいい。

GOODポイント

・本格的な稲作シュミレーション
・爽快なアクションゲーム
・稲作、アクション共に難易度を簡単にできる

BADポイント

・稲作、アクションでの若干の操作性の悪さ
・新米を完成させるまで強敵に勝てない

最後に

異なるゲーム性である、シュミレーションとアクションゲームがうまくマッチした作品となっている。サクッとプレイしたい方も稲作、アクションの両方とも難易度を下げることができるので、アクションが苦手な方もプレイしてみてほしい。
ぜひ、米の力を実感してみてください!

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